のた坊主

のた坊主

「のた坊主」というのは、人間の姿に化け、白と黒のだんだら模様のでんち(殿中羽織)を着て倉に入り、発酵中の元酒を盗み飲む古狸のことである。酒樽をつくる箍には竹が必要なため、竹藪を絶やすことはできず、倉番は苦労したという。(「愛知妖怪事典」p219)

のた坊主です。白と黒の横縞の殿中(袖のない羽織)を着ているところからアカデンチュウの友達にしてしまい、大阪の狸とも友達にしちゃった酒飲みのおじいです。

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後ろで踊ってる?のは、まだ出てきてないけど地車吉兵衛(だんじりきちべえ)さんです。

今回、先日出版されたばかりの「愛知妖怪事典」から説明の引用をしました。この事典はあいち妖怪保存会が「様々な愛知県に関する文献に記載された、日常では起こり得ないと思われるような不可解な物事のうち、特に名称が与えられているもの及び、地域に結びつきが強い、あるいは独自なキャラクタ性を有する存在が登場する事象を中心に立項した」という本です。

この事典で「のた坊主」をひいてみるとですね、汚い殿中を羽織った尾張の酒飲みじじ狸というキャラだけでなく、「酒倉の棟つづきで、東と北には竹藪が続いており、昼でも薄暗かった」と、匂いや湿度などが感じられるような描写もあります。私はマンガ屋なのでキャラを作っちゃいますが、こういう文献を整理してまとめた本を読むのも妖怪を感じるのにおすすめです。

この絵は「愛知百鬼夜行展」に出展しますので、文化のみち橦木館でご覧になれます。詳しくはまた後日。

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