【本】0点主義 新しい知的生産の技術57


本書は「テストなんて0点でいいよ」という内容ではないです(笑)
「自分の好きな勉強をしましょう、その方が楽しいよ」という内容でありながら、「学校の勉強も、こなさなければならない自分の仕事も、それを楽しんでみようよ。(そうすると)やりたくない仕事が自分の強みになるよ」といったメッセージ性の強い内容だ。こういうことを言うのは簡単だけど著者があの荒俣先生ですからね(笑)

0章の「「0点主義の勉強法」からはじまり
「偶然が訪ねてくる勉強法」「情報整理なんていらない」「勉強を高尚なものにしない」「苦手な勉強こそ意外なチャンスをもたらす」「不利な環境は最強の勉強空間だ」「「人生丸儲け」の勉強法」の全6章からなる。

勉強(自分の好きなことをする、研究するといった広い意味だが)方法がテーマだけど、荒俣さん自身のエピソードもよく出てくるエッセイテイストの読み物です。「人生の早い段階でモテることをあきらめた」「モテるのをあきらめたから毎日同じ服で風呂にも入らないからその分を勉強にあてられる」とか「好きな本を買う為に大学時代は教科書を買わずに本屋で暗記した」とか常人ではなかなかマネできないですが。

また、中学生の時にたまたま幻想文学に出会い、おもしろさに衝撃を受けて手紙を出したら、翻訳家の平井呈一さんから手紙が返ってきて「原書で読みなさい」とアドバイスされ、原書で読むようにしたら英語力がぐんぐん上がり大学時代は翻訳の仕事をしながら学生をしていたとか。まぁ荒俣先生はいろいろ伝説のある方だからこのエッセイに書いてあることはほんの一部なんでしょうけどねぇ。

books
この本と並行して読んでたのがなだいなださんの「くるいきちがい考」で、さらに去年読んだ社会学者の宮台真司さんの「「絶望の時代」の希望の恋愛学」と賢人が主張する内容に共通のものをみつけておりました。


例えば「利他的に生きることが結局自分の為でもある」というようなこと。情けは人のためならずって言葉もあるくらいなんだから真実なのでしょう。

それから「いい本を第一印象で見抜くコツ」なんて実用的なことまで書かれております。参考になりますね。

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