色仕掛けが通用しないようなしてるような、狸にも親切なようなおもしろいから入れ知恵しただけのような亀先生。授業中にお菊虫の話を生徒にしているのでしょう。
亀先生は、せいぶつの先生だからムシにもくわしいよ(・エ・)
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— アカデンチュウ歩 (@AkadenchuuAyumu) 2014, 7月 25
ジャコウアゲハは黒い蝶だからオイラの前足も黒い羽に見えたんじゃないかな。え?ちがう?(・エ・)
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— アカデンチュウ歩 (@AkadenchuuAyumu) 2014, 7月 25
歩も言ってるとおり、ジャコウアゲハは高級感のある黒い羽をしているみたいですね。
まんがでは山っぽい場所にしてますが、食草としているウマノスズクサの成育環境である河川付近によく見られるようですね。この裏山は実は日当たりがよくてウマノスズクサも生えてるのか、狸がその辺は無視したのかは定かではありませんが(てきとうだ)。
於菊虫(オキクムシ)
お菊という娘の怨念が虫と化したもの。一番知られているのは怪談『播州皿屋敷』でお菊が投げ込まれたという井戸から発生した於菊虫である。寛政七年(一七九五)、姫路城二ノ丸にあるお菊井戸の周辺から、女が後ろ手に縛られて、吊り下げられたような形をした虫が大量発生した。城下の人々は於菊虫とよび、お菊の怨霊が年忌ごとに現れるのだと恐れたという。皿屋敷系の怪談は全国に分布するが、それら怪談に付随するものとして於菊虫が発生したケースは、姫路城、尼崎、大阪府岸和田、滋賀県彦根市馬場町に見られる。 略 奈良県以外でいう於菊虫の正体は、ジャコウアゲハのサナギのことだといわれている。細い糸で胸のあたりを枝に縛りつけているような形をしており、今野円輔編著『日本怪談集 幽霊篇』によれば、【姫路では昭和の初めころまで、一匹一五銭くらいの土産物として売っていた】そうである。(妖怪事典 第5刷 p73 日本妖怪大事典 再版 P63)
なんだか壮大な妖怪文化を背景にした脱力の2Pまんがであります。
ほかのアカデンチュウ歩まんが。
【妖怪まんが】アカデンチュウ歩 のた坊主と吞み会
【妖怪まんが】アカデンチュウ歩 佐渡で団三郎狸に出会う
【妖怪まんが】アカデンチュウ歩 亀先生に注意される
「怪0033」は蟲特集でした。今回久しぶりに本棚から出してきましたよ。
虫好きな人はぜひ。
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