ケット・シー 犬ほどの大きさの黒猫で胸に白い斑点があるとされる。独自のネットワークと王国を持つのだという猫妖精。
ケット・シーといえば黒猫のようなのですが、絵本などの挿絵では虎猫や白猫、ぶち猫など様々な姿で描かれるようです。そっちの方がおもしろいので、この扇子絵も真ん中以外は黒にしませんでした。
wikipediaではアイルランドの伝説に登場する妖精猫とありますが、イタリア語圏にも猫の王の物語が伝えられてるみたいですね。
「アイルランド以外の国でも「ケット・シー」と呼ぶのかな?」と思ったところ、かだ(大辺璃 紗季)さんがこのように教えてくれました。
@osatokabauchi 「シー」はケルトの妖精のことですから、そうは呼ばないでしょうけど、ケット=キャット、この言葉は元々ラテン語のcattusですから、似たような呼び方じゃないかと…(^_^;) ちなみにイタリア語で猫は「ガット」ですね~
— 大辺璃 紗季 夏コミ3日め東ユ-53b (@Saki_Ohenri) 2014, 6月 28
猫のテリトリー
猫のテリトリーはゆるく重なり合ってるらしい。
爪を研ぐのもストレス発散や爪のメンテナンスをするという目的だけでなく、前足にある臭腺から出る自分独自の匂いをその場所につけ、テリトリーを示すという目的を持っている。
猫たちはその匂いを嗅いで、どんな猫が自分のテリトリーの傍にいるのか、その数はといったデータを把握する。そして、その相手を警戒したり、交尾の際の相手の目星をつけるのだという。また、こうした匂いなどによるコミュニケーション以外にも、猫たちは特異な方法で互いの存在を把握しあう。いわゆる猫の集会だ。(猫の神話)
猫の集会を見た人たちは猫が人間と同じように何かを行っているように見えたのかもしれない。
ケット・シーという猫妖精の存在はそういった人々が作り出した伝説かも知れない、と「猫の神話」にはあります。
私は、自分のテリトリー(TL)の傍にどんな人がいるか把握し、目星をつけ、集会(オフ会)で確認するというのがまるでツイッターなどSNSをする人間みたいだなと思いました。
ということは人類は最近になって猫に追いついたのでしょうか(笑)