金長狸

金長狸

金長狸(きんちょうたぬき)
徳島県小松島でいう化け狸。阿波狸合戦の伝説で知られる。
津田浦の六右衛門という親分のもとで修業をしていたが、ふとしたことで六右衛門の怒りを買い、それをきっかけに徳島の狸たちは金長側と六右衛門側とに分かれて大戦争をはじめ、結果的には金長狸が勝利する。
しかし、金長狸は戦争で受けた刀傷が原因で死んでしまい、後に金長大明神として祀られるようになった。(「日本妖怪大事典」再販 P123)

上のイラストは最近描いたものでなく、たしか2年くらい前かな。
金環日食に感動して金長狸を描いたのでした。
(このブログに)金長狸の記事がなかったのでここに作ります。

「阿波の狸の話」には大和屋茂右衛門の家に世話になる様子も書かれています。
毎日ご飯をもらい、店の職人の万吉という人物に取り憑いて主人の茂右衛門とコミュニケーションを取ります。
そのうち「狸としての位を取りたい」という理由から六右衛門のもとに修行に出、金長を帰すことを恐れた六右衛門は娘婿にというのですが、金長は茂右衛門の家を守る役目もあると断ります。
眷属を打たれた金長は仲間と共に六右衛門と闘うわけです。
これが阿波狸合戦のようです。

阿波の狸のリーダー的な存在みたいですね。

「阿波の狸の話」には「赤でんちゅう」の話も「津田の六右衛門」の話も載っています。
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きつね胡乱
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